吃音症、吃りでも出来た高時給アルバイトTOP5を紹介するよ
今回は僕自身が長年悩まされている吃音症の克服でも治療できたとかそんな次元の話ではなく確かに吃音症を実感しながらでもかなりゆるく時給がよかったアルバイトと何故それが良かったのか、続けられたのかについて述べていきます。
また、自分的に良かった(コスパが良い=吃音を気にしなくて時給も高くて簡単!)アルバイトをトップ5形式で紹介していきます。
第1位 プールの監視員
難易度1 ☆☆☆☆★ とても楽
僕は、大学1年生か2年生の夏にプールの監視員のバイトをやりました。きっかけは、まあ当たって砕けろ精神が大半を占めていました笑。時給が1100円で交通費全支給でまあ横浜だったら高くはない部類だなあ、きついのか楽なのかどっちなんだい?まあ楽だったら大儲けもんだわな!くらいの気持ちですね。
蓋を開けてみると、まず2日間は横浜から少し離れた所定のくそ田舎みたいな場所で応急実習を受けました。AED訓練と人工呼吸等です。今振り返るとこれが一番苦痛でした。見ず知らずの人達と大きな声で、こうやって言い合うわけですよ。
「大丈夫ですか?聞こえますか?」 × 2 とか
「あなたは救急車を呼んでください、あなたはAEDを持ってきてください」 とか
一番最初にやって後は安心したいのに、運が悪くいつも自分が一番最後でした。だからこそ皆んなや教育実習の講師からは期待の目で鋭い眼光で見られながらやるのはめちゃくちゃ苦痛でした。しかもですよ!2つのグループに分かれてやっていたんですが1つのグループは終わって私の実習を見ているんですよ。もう赤面して吃音も連発、難発でこの状況から抜け出したい、死にたいと思いながらやっていました。
そんな実習もなんとか終わってさあてプールの監視員のバイトです。こちらもクソ田舎の横浜のプールで行われました。しかもよくある市営、町営プールではなくそこのマンションの住民のみが使えるプールだったんですよ。ですからプールの底は浅く、横は25mくらい縦は50mでした。小さな子供とくに小学生が多かったですし、皆んな喧嘩などしなく仲良くやっていたので世話いらずでした。
特に驚いたのが、プールの監視員が日によっては3人いたという事。こんな狭い空間に3人いるとは何事?と思いましたが自分の仕事が分散し楽になるのでまあ凄くよかったです。
良かったこと
- 高い位置から座ってじっくり監視するので、話す事に注力しなくてよい
- 注意することはあってもまずは笛を吹いて近くにいって話すので、多少なりとも吃りがあっても大丈夫。笛を吹かず大声を出す同僚もいたが到底マネはできない。
- 仕事が楽な上で時給が高い、私の場合は1100円
- 勤務時間の半分は、ほとんど来ない受付でまったりと来客を待つ、会話もいらっしゃいとか言う程度で言わなくても会釈だけしとけばいい。子供だから笑顔で迎えてやった
- 可愛い女の子と話せる(小6までの)
- 相手が子供なので分かる言葉でゆっくりと話せばいいので吃音はほとんど発生しない
悪かったこと
- 勤務前の教育実習が拷問である(自動車教習所でも同じ思いしましたよ)
- 同僚に癖がある、ムキムキ自慢とか体育会系。同僚は全て日体大でした笑
- 吃音症は甘えと言われる、俺だって吃ることあるわと言われる
第2位 家電量販店の接客
難易度2 ☆☆☆★★ 楽でお給料とっても高い!
大学4年生の5月を迎えた時に、やばい何だか知らないけれどニュースとか学校の掲示板、構内の至る所に就活という気持ち悪い文字が見えてくる。僕なりに情報を集めて整理してみると、去年の夏ぐらいから就活している猛者がいたり、もう大企業にバンバンプレエントリーしてOB面接している人などがいました。これはもう手遅れだと思いましたし、どうせなりフランスとかに交換留学で"いっちょいってみっかー"と思いすぐさま休学届けを書き、休学すると決めた日から3日後には休学していました。
休学してからすぐにバイトでもなんでもいいから給料の高いお仕事ないのかな?と思いお仕事探しをしました。フランス交換留学するんだから早めに割りのいいお仕事探してささっとお金貯めて復学したら半年くらいは行くぞーと決め希望に満ちた状態でした。ちょっと本格的な接客業もやったことなかったし、スマートフォン販売系なら自分の知識があるから大丈夫そう!と思い格安SIMコーナーで目星を付けて幾つか探しました。
会社名はここでは言えませんが、派遣会社では中々規模の大きく家電量販店専門とも言うべきものすごく良さげな会社に出会えました。研修も1週間くらいあって初歩的な内容から専門的な内容まで随分と教えていただけました。ロールプレイング(接客練習)も2日間あり自身もつけることができました。
いざ働くとなったら、横浜マルチメディアの地下1F。土日になるとお客さんだらけで通るのがやっとといったぐらいです。そんな職場で働き始めました。1ヶ月くらいは、店舗責任者の方に見られていますのでお客さんに積極的にアプローチしなくてはなりませんし、電気が明るすぎて目が痛いし頭がクラクラするわ店舗ルールもあるわで疲れてしまいました。
1ヶ月が過ぎた頃にはすっかりとなれました。吃音の事に理解も示してくれましたし自分が知識があったのでクレーム対応は90%以上僕が対応していました。その代わりに普段の接客は同僚にほぼほぼ任せていました。僕にも余裕が出てきて接客をするようにもなりました。クレーム対応は自分がほとんどやる状況は変わらず、同僚と同じくらいのペースで接客をするようになりました。
なぜここまで続けられたんでしょうか。クレーム対応が得意だったからでしょうか、商品の知識が並外れていたからでしょうか。いや違うと思います。基本的にクレームは少ないので接客がメインになりますので。そこで吃音を持っている僕は接客は随分と心がけました。吃りが発生しないようにしたのです。最初の一声は、「こんにちはー」とか「そちらの端末人気ですよ」「あのー不明点などありますか?」をレパートリーというかそういったものを100程あらかじめ持っていました。ですから今日はあれが言いにくいなと思ったら言い換えて別の表現で代用していました。
お客さんと話が始まったら、そこからは簡単です。聞き手に徹しればいいです。お客さんが8割、自分が2割のペースで話せばお客さんは話すのが気持ちよくなって徐々に本音を出していきます。このスマホなんだけどねとか、安いプランに変えたいんですとか。基本聞き手なので話すことは少ないですし、こういった業界では数字を使ったりするので言葉よりも白紙を使って乗り換えたらこれだけ安くなる料金推移だとか、他社との料金・プラン比較をします。
そこまで持っていけばあとは契約です。契約は本当に簡単で20分程度で終わります。機械が分かりやすく誘導してくれますし、言うべきことは同意を求める程度なので簡単に終わります。
良かったこと
- 基本聞き手であまり喋らなくて良い
- 喋らなくてよいのに時給は1500円程度
- その日、吃りがひどくとも紙にプラン等を書けばOK
- 店舗契約するだけの人が多く、それだけで20分は楽な時間を過ごせる
- 各社のプラン、端末についてパンフレットが必ず用意されているので最悪それを渡してついでに自分の名刺を添えれば仕事はやっている様なもん
- 自分に商品知識があればクレーム対応のポジションを得られるので接客はしなくてもいいよーとの風潮が蔓延しお得
- クレーム対応はいくら話上手な人も対応はできない。商品知識や周辺知識を持っている人を顧客は求めているので吃音者は状況によってはとても活躍できる
- 同僚が少なくすぐに仲良くなれる、少人数なので連携プレーがしやすい
- 家電量販店にありがちな朝礼はない
悪かったこと
- 超絶クレームがきた場合、店長と共に頭を下げ大きな声で「申し訳ございませんでした」等を言わなければならない(年1回程度)
- 月初・月末、土日など程々に忙しい時に残業があったりする。25%増し。別に難しいことではなくいつも通りのことをするだけ
これだけは言っておきたいこと
三大キャリアはやめろ!!忙しいしノルマはあるしお客が多い分、クレームが多い。
情報が次々に出て、覚えることも盛りだくさん。朝礼も毎日あって20人くらいの前で話さなくてはならない。
やるんだったら格安SIM
随分と直近というか僕の中ではまだ古い記憶ではありませんのでご質問とかあればコメントくだされば返信いたします。
第3位 キャリアの販売促進
難易度3 ☆☆★★★ やるんだったら別の仕事の方が良さげ
休学をし終わり、復学をしてからの出来事。就職先も決まったのでお金稼ぎでもするかと思い見つけた三大キャリアの重鎮団体Soft◯ankのガラポン抽選会のスタッフ。
実態はガラポンではなく、ビンゴ抽選のスタッフ。当たりもしない商品を店頭に置き家族連れや若年層を狙う商法。外れてもティッシュ程度は分け与え、アンケート用紙に記入してもらう。中には契約まで漕ぎ着ける猛者もいた。
ビンゴ抽選といいながらも大声を出し、店内の盛り上げをやらされる。休憩もほとんどなく、法律で定められている1時間休憩しかなかったので常に喉もカラカラ。
大声で「Ymobileユーザーの皆さん、本日限りのお得ですよー」「いらっしゃいませー」とかとにかく言って、10分に一度くらいのペースでビンゴ前にお客さんが来るのでビンゴのやり方とか商品の事とか説明するわけなんだけどこれがとてつもなく面倒くさい。大声で疲れた後にこれをやるわけだからもう体力もない。笑顔でいなくてはいけない。
良かったこと
- 時給は1450円程度
- 店舗は毎回変わるタイプだったので出会いのチャンスはかなりある
悪かったこと
- 応援部員向けってくらい大きな声を出すので疲れる
- キャリアということもあって変にノルマとかある
- 吃音の事を話したいが、話しても1日だけの付き合いなので話せないまま業務に入る。その結果、ひどい事を言われる事もある。
- 店員からの目線が辛い。格下と思われている。
- 実態を知っている僕からしたら全然お得じゃないのに言葉の綾でお得感を見せている
- 未だにキャッシュバックやキャッシュバックもどきを行なっている(総務省さーんここですよー)
- 時給1450円とか安いと思うよ
第4位 工場のアルバイト
難易度4 ☆★★★★ もう辛いよ
吃り、吃音持ちなら誰しも通る道だと思います。工場のアルバイトは、ライン作業なのでほとんど話す事なく業務を終えます。連携はアイコンタクトです。ノンバーバルコミュニケーションです。外人も多いですし、何より業務が単調で数をこなす必要があるからでしょう。
前提として、かなり安い時給で雇われます。同年代はほとんどいないです。おばさんばかりで誰とも話しません。仲間もできません。同じ年代くらいの人がいても大抵は、近寄りがたい人というか、話を振っても答えてくれない人だろう的な人だと思います。
時には重い荷物を、時には壊れそうな物を慎重に素早く運ぶ必要があります。体力がいりますし業務が終わった後はヘトヘトで何もできません。若い男性は特に力があると思われていますので力が入る仕事を任せられるのです。僕には、選ぶ権利がありませんでした。
良かったこと
- 何も話さなくていい
- 残業がない
悪かったこと
- 大抵は力仕事で疲れる。簡単な仕事だけの募集とかあるが実態は闇が深いので要注意
- 休憩中も無言。工場に入った途端に会話が9時間ないことを頭に入れる
- 給料が安く最低賃金くらい
- 人権がない
- マスクをして閉鎖空間にいるので洗脳されている状況に陥る
- おばさんたちからのあつい視線がきつい、しんどい
第5位 ◯◯ジン弁当
難易度4 ☆★★★★ ワンオペ辛すぎる
大学が昼間ではなく夜間からであった理由から深夜勤務の時給のいいバイトをする事になりました。夜9時からの実働8時間でした。時給は1100円。深夜は25%増し。まあ別に大学近くだしまあまあの時給かと思い始めました。
まあとんでもなくダメでした。1ヶ月くらいは付き添いの人とやっていくんですが、覚える事が山ほど多くてレジも接客もやらなければいけなかったので大変でした。たかが1万円が入る場合も「1万円入りまーす」と言わなければいけなく、とても苦労しました。"1万円"なんて言えるわけもなく"万円入りまーす"とウェイ系の話し方で言ってました。普段は超真面目なのにここだけ変な言い方をするので同僚からは変な目で見られていました。
深夜業務は閉店後の12時から始まります。モップを使った清掃、油まみれの調理器具の清掃。朝の仕込みは強烈で豚汁やおにぎり30個、◯り弁当20個、山盛り程のからあげを時間内に作らなければなりません。
1ヶ月すると独り立ちするわけですが1人もくもくと休憩もなしに働く必要がありました。1時間の休憩はなく15分くらいしかとれていませんでした。教えてくれた先輩女性社員も文句を言いながらも休憩をとっていませんでした。企業としてどうなのかな?という問題がありますね。
賞味期限チェックやご飯の炊き込みなどやるべき事が多かったです。男性には不得意な同時並行処理をするのはなかなかきつかったです。それも夜9時から閉店までの3時間は1番お客さんが来る時間ですからどっと疲れた状態なんです。
良かったこと
- 全商品半額で買える
悪かったこと
- 休憩がなかった
- やるべき事が多い
- 火傷をする危険が多い
- 油まみれになる
- 毎回の下水道処理で頭がクラクラする。白いゲボみたいな物体をビニール袋で救う必要がある
- ワンオペレーションだから会話がなくて楽!じゃなくて会話が0で退屈すぎる
- 時給が割りに合わない
食品系はやめた方がいいと思います本当に。いい事ありませんよ。